聲の形

小学生編

 

祖母、母、妹との4人暮らし。

 

(母親が硝子妊娠中に罹患した風疹ウィルスによる)先天性の聴覚障害を持っており、
滑らかな発声と聞き取りが困難であるが 「障害に甘えず」「強く育って欲しい」という母親の意向 から、ろう学校ではなく普通学校に通っていた。

 

度々転校を繰り返しているが、これは行く先々の学校で不適切な扱いや所謂“いじめ”を受けていたためである。

 

母親の意向から元々西宮は口話でのコミュニケーションを健聴者と取ろうとしていたが、
家族を含めた様々な影響を受け、口話でのコミュニケーションを諦めてしまう。

 

そして「水門小」への転校と同時に、筆談でのコミュニケーションを試みるようになる。
転校初日。クラスメイトの前に立った西宮は、用意していた筆談用ノートを開いた。

 

『わたしは皆さんとこのノートを通して仲良くなりたいと思っています。』

 

 

 

石田将也にいじめられる

 

 

転校してまもなく将也らにいじめられるが、
あるきっかけで、今度は、硝子をいじめていた将也が
いじめられるようになる。

 

硝子は、将也がいじめられるようになったのは自分にも責任があると思い、
将也に優しく接するが、将也には受け入れられず

 

喧嘩別れをして、転校する。

 

 

高校生編

 

「水門小」を転校して去ってから、西宮は「ろう学校」に通うようになっていた。
かつてのように極端に嫌われることはなく、比較的穏やかに日々を過ごしていく西宮。

 

そんなある日、かつて自分の「アンチ」であると思っていた同級生の一人が、
自分にとって重要な意味を持つ筆談用ノートを持って突然やって来た。

 

更に西宮にとって驚くべきことに、

 

かつて自分が伝え、拒絶されたはずの“言葉”を、その拒絶した当人から伝えられるのだった――。

硝子は石田の事を好いています